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名場面 18

美しき愛の誓い


 

出典:   集英社文庫 4巻165-175頁 (単行本 8巻) | アニメ エピソード 35/37

 

 漫画

オスカル: アンドレ ...
わたしは無力だ ...
部下をまもってやることさえできなかった。
アントウネットさまのおなさけで処分をまぬがれ。
おまえの力で父上の刃をのがれ。

... 愛してい ... る ...

わたしは無力だ ... !
見ただろう。
ひとりではなにもできない。

わたしの存在など巨大な歴史の歯車のまえには
無にもひとしい
だれかにすがりたいささえられたいと ...
そんな心のあまえをいつもじぶんにゆるしている人間だ。

それでも愛しているか。
愛してくれているか。
生涯かけてわたしひとりか。
わたしだけを一生涯愛しぬくとちかうか。
ちかうか。

アンドレ ...
アンドレ: 千のちかいがいるか
万のちかいがほしいか
おれのことばはただひとつだ。
はてしないときを掌にほのぼのと息づいてきたもの
ときに燃えときに眼とじ
あ ... あ ... 絶えいるばかりに胸ふるわせ。
命かけたただひとつのことばをもういちどいえというのか。
愛している ...
オスカル: 生まれてきて ... よかった ...
見はてぬ夢よ、永遠にこおりつき、セピア色の化石もなれ。

わたしの知っている唇は
熱っぽくて弾力があって
すうようにしっとりと
わたしの唇をおしつつみしのびこみ
わたしの知っているくちづけは ...
生まれてきてよかった ... !